標本箱・おもちゃ箱・玉手箱

春は行く(その4:ミツマタ)

冬、黄昏時の誰もいない植物園で見たこの花の蕾は、夜の窓から眺めるぼたん雪の様でした。
何度もカメラを向けましたが、うまく採集できませんでした。
春、早朝の誰もいない植物園でみるこの花は、黄金色に輝き、まるで太陽の様です。
眩しくて液晶画面が見づらく、ピントがなかなか合いませんでしたが、何とか採集できました。
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名前の通り、枝が三又に分かれてます。
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学名は「Edgeworthia chrysantha」
種名の「chrys」は多分、「黄金色の」を意味するんでしょうね・・・
中学生の頃に(今も・・・)憧れてた、Zephyrus(ギリシャ語で西風の精っていう意味やったかな?)と呼ばれるシジミチョウの一群の、中でもとりわけ翅表が金緑色に輝く、アイノ、メスアカ、ヒサマツ、キリシマミドリシジミの4種類の属名が「Chrysozephyrus」で、たしか「黄金色の西風の精」だったはずですから・・・
アップも素敵ですが、少しはなれて眺めても素敵です。
春の海を思わせるようなキラキラした感じ。
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小学校の入学式でピカピカの一年生のおしゃべりを見てるような感じ。
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花言葉は「意外な思い」「豊かな力」だそうです。何か納得してしまいそうな感じ。
それから、意味はようわからんけれど、柿本人麻呂の和歌もUPしとこ。教養、教養。
「春されば まづ三枝(さきくさ)の幸(さき)くあらば 後にも逢はむ な恋ひそ吾妹」
あ、それからこの樹からとる繊維は1万円札の材料にされるそうです。
まさに「豊かな力」の素か・・・・
2005.03.26・27 西宮市北山緑化植物園
# by pekeyama | 2005-03-30 22:45 | | Trackback | Comments(0)

何羽いるか数えてみよう!

このところずっと植物班だったので、今日は鳥班。
(本当は早く蝶班に戻りたいのだけれど・・・今週末に予定されてたギフチョウツアー、もとい宴会?は早々と中止になり、ストレスが徐々に溜まりつつある火曜日です。)
さて、03.27、日曜日の昼前、武庫川(宝塚市役所対岸)で採集した画像です。
セグロ&ハクセキレイ。何羽いるか数えてみよう。
採集した順番にUPしてます。
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人が来ようが関係なし。
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だんだん数が増えてるような気がします。
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三条大橋界隈の鴨川に等間隔で並ぶ二人連れ(アベックともいいますな)を彷彿とさせる風景です。
上流にラッパを吹いてるおっさんが居りましたが、まさかその妙なる調べに惹かれた訳でもアルマーニ・・・
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どなたか真相を御存知の方おられませんか?
# by pekeyama | 2005-03-29 21:12 | | Trackback | Comments(0)

春は行く(その3:早咲き桜)

満開の桜も待ち遠しいけれど、冷たい風に耐えながらも、あちらで一輪、こちらに二輪と咲いている、うっかりすれば見過ごしてしまいそうな早咲きの桜が、私は大好きです。
今日はそんな彼女達の凛とした姿を・・・
デートの場所は週末の西宮市北山緑化植物園・・・
まずは去年の秋、お会いしませんでしたっけ?と声をかけた「十月桜」
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蝶屋の私は「メスアカミドリシジミ」の食樹として昔覚えた懐かしい名前「マメザクラ」
けっこう色っぽい花やったんや!
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八重咲だけれど、白くて小さいせいか、軽やかで清楚。私ごのみの「二度桜」
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このアングル。何故か多いですね。何故なんですかね。
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締めくくりは、悪い虫がついた?「藪桜」
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どんな蛾が羽化するのかな?

蛾と云えば、今夜はここ宝塚市、霧雨でやや暖かく、絶好の夜間採集日和?
マンションの街灯にイボタガがやってきそうな夜です。
明日の朝はちょっと早起きしてみようかな?
エゾヨツメが来てたら嬉しいけれど・・・
# by pekeyama | 2005-03-28 21:21 | | Trackback | Comments(0)

春は行く(その2:黄色対決)

春まだ浅いうちに咲く花は、黄色い花が多いように思えます。
花の色は、咲く時々の、季節の光の性質に深く関係があるそうです。
昨日は「土佐みずき VS サンシュウユ」の黄色対決でした。
今日は「いつもの北山緑化植物園」で見かけた「黄色対決」です。
第一試合は「菜の花 VS ミモザ」 2005.03.26 北山緑化植物園
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審判役のモンシロチョウがまだ眼が覚めてなくて欠席、或いは遅刻のようですが・・・
でも彼は「菜の花」に近いからちょっとね。
第二試合は「菜の花」に代わって紫の茎が色鮮やかな「紅菜花」こと「紅菜苔(コウサイタイ)」
対戦相手は先程と同じく「ミモザ」 2005.03.21 北山緑化植物園
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続いて第三試合、「土佐みずき VS ミモザ」 2005.03.27 北山緑化植物園
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最後は試合会場を「北山山荘」の庭園に移してバトルロイヤルだ!
「日向みずき VS サンシュウユ VS 土佐みずき」 2005.03.21 北山緑化植物園
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今日の薀蓄は、昨日に次いで水原秋桜子の句からちょっぴり蝶屋の琴線に触れるものがある二句。
「コスモスを離れし蝶に秋深し」
「飛騨の國をうつろとなして霧湧けり」
# by pekeyama | 2005-03-27 20:05 | | Trackback | Comments(2)

春は行く(その1:トサミズキ)

昔、野口五郎が歌ってましたっけ。
「春は行く 春は行く ぼくらの春は行く」
(ちなみに私は70年代当時の御三家、すなわち、郷ひろみ・西条秀樹・野口五郎の中で、暗い雰囲気の野口五郎が一番好きでした。「青いリンゴ」「オレンジの雨」「君が美しすぎて」「愛さずにいられない」「甘い生活」「私鉄沿線」「哀しみの終わるとき」「美しい愛のかけら」「針葉樹」「むさしの詩人」そしてこの「送春曲」・・・、とここまで書くとやっぱちょっと変なオジサンやなあ)

で、なかなか暖かくならず、ギフチョウの発生具合が気になる週末ですが、樹々の芽や花にレンズを向けると、やはり春がやって来たどころか、どんどん急ぎ足で・・・
そんな訳で「春が行く 春が行く・・・」と繰り返し口ずさみながら、いつもの北山緑化植物園で半日を過ごしました。

まずはトサミズキの花。
先週の採集画像(2005.03.19 西宮市北山緑化植物園)
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そして今日の採集画像(2005.03.26 西宮市北山緑化植物園)
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ねっ!

それからせっかく調べた薀蓄ネタなんで、もったいないから顰蹙買いそうやけれど書いちゃえ!
マンサク科の落葉低木。
高知県の蛇紋岩地帯にのみ自生しているのでこの名がある。
花言葉は「清楚」「誠実」

水原秋櫻子の句で「土佐みずき山茱茰も咲きて黄をきそふ」という作品があります。
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2005.03.19 西宮市北山緑化植物園
# by pekeyama | 2005-03-26 20:34 | | Trackback | Comments(0)