本棚から出てきたもの
2007年 01月 02日
3回生の時の蝶班の採集記録。
毎年、11月の学園祭にあわせて1年間の採集記録をガリ版刷(懐かしいなあ)で纏めていたのを、何故かこの年から名前をつけて、班員の自由作文を載せた。
大掃除の手を止めて思わず読みふけってしまいました。
PEKEの作文を再録します。
「コノハチョウに関する話」
泡盛という酒がある。大昔、ぼくはこれをビールの一種だと思ってた。とにかく「読んで字の如しではないかと。
しかし泡盛はビールではない。泡盛とは、分類学上は、しょうちゅう乙類に属し、沖縄と八重山に分布する、とにかく、メチャクチャうまい酒なのである。最近流行している吉野家の牛丼のキャッチフレーズは「うまい、やすい、はやい」であるが、これは泡盛にこそふさわしい文句である。即ち、めちゃくちゃうまい、めちゃくちゃ安い(600ccで250円)、めちゃくちゃはやくまわる、の三つである。
しからば、この泡盛なる酒、どのくらいうまいのであろうか。まだ飲んだことのない人のために今、ぼくが抱いている泡盛中の泡盛、どなん60°をたっぷり、いやもったいないから数滴、この原稿の上にかけておいてあげよう。泡盛の味を知らぬ君は、79年度蝶班採集記録の中の、このページを引き裂いて、クシャクシャに丸めて口の中へ放りこめばよい。すると、人間はセルロースの分解酵素を持たぬはずであるから、君は(もし君がヤギでない限り、ほぼ100%便秘になるであろう。
授業にマジメに出席するということは決して損にはならぬものである。君は愚かにも紙を食べて便秘になった。今、生命の科学のノートを開けたら、その治療法が出ていたから特別におしえてあげよう。「遺伝子組みかえという技術によって、今、大腸菌にセルロース分解酵素の遺伝子をとりこませてやると、その大腸菌はセルロース分解酵素を生産するようになり、もしそれが人間の体内に入った場合・・・・・・、ピーピードンドンピーヒャララ、今日はたのしい村まつり。」
ところで、ぼくはコノハチョウについて書くつもりであった。kallima inachus、即ち、カッリマ・イナクスについてであるが、これはコノハチョウの学名である。英名はリーフバタフライ、正確にいうならば、今ぼくが話題にしているカッリマ・イナクスは、オレンジオークリーフという。ウソではない。ホントである。しかし、とにかく、この蝶は泡盛が大好きなのである。
まず、この蝶を採るためには、泡盛のある、沖縄か石垣か西表へ行かねばならない。何も採集用の泡盛を買うためではない。そこまで行かなければコノハチョウがいないからだ。そして、ハブにおびえながら、ジャングルの中へ入っていかなければならぬのであるが、この表現はあまり正確ではない。どう正確ではないのかと言うに、まず第一にハブである。一口にハブと言っても、本島にいるのはハブとヒメハブ、石垣と西表にいるのはサキシマハブで、皆、ハブの仲間にはちがいないが、それぞれ別の種類である。第二にジャングルの中へ、と書いたが、所によってはミカン畑や、その周辺のアスファルト道で採ることもできるのだ。
ここまで2ページ、あと2ページ残ってる・・・
写している本人が疲れるくらいやから・・・
読んでくれてる人はもっと疲れたやろなあ・・・
続きは次回・・・・
あの文を書いた頃は、青春の真っ只中、蝶に夢中の時代でしたが、今から思うと恥かしい事も沢山ありました。
多分、今夜、風に魂が解き放たれれば・・・後編へと・・・
pekeyama氏の身に何か異変が起こったのか?
核抑止力的存在の「グレート・パープリン」ではありましたが・・・
さてその効果の程は?
折角の年末年始、体調不良で思うに任せないその焦りが・・・
異変と云えば異変かな?
懸命の消毒作業の甲斐あって、
やっと回復(笑)
お休み最後の明日は何して遊ぼうかな?
0次会は了解!
2次会は手配済み!
さて問題は1次会の会場じゃ!
気持ちは、(きっと)今も昔も同じな私です。楽しいことだけできたらどんなに楽しいだろう。
あけましておめでとうございます。
「楽しい事≒ムシ採り」だったあの頃は・・・
楽しかったなあ・・・
スズメ百まで踊り忘れず・・・
三つ子の魂、百まで・・・
センダンは双葉より芳し・・・
楽しく過ごしたいですよねえ!!!