雪の朝、春の花・2
2007年 01月 09日
狙っていたのですが、雪が解ける方が早かった・・・
せめて・・・
代わりに・・・
煌めく滴、透き通る花弁・・・
狙ってみたのですが、腕が悪かった・・・
2007.01.07 西宮市立北山緑化植物園
花弁から落ちる滴と云えば、
私の大好きな堀辰雄の「大和路・信濃路」の中の「こぶしの花」という小品。
春まだ浅い信濃路を列車で旅する夫妻の話で、
車窓越しにそこここに咲き始めた白い辛夷を見る話。
奥さんはどんどん見つけるのに、旦那の方は一つも見つけることができず、
最後は負け惜しみのように、目を瞑って、雪解けの滴が垂れる辛夷の白い花を思い浮かべる
といったストーリーだったかな?
たしか中学校の時、国語の教科書で読んで、
その後、「美しい村」やら「風立ちぬ」やらに夢中になりました。
今年の春は浄瑠璃寺へ馬酔木の花を見に行こうかな?